MEGASTAR-IIで映し出された星空
SUPER MEGASTAR-II sky&aurora
想像したことはあっても、実行に移さなかったこと。誰しも、ひとつやふたつは思いあたることがあるに違いない。時間がないから、お金がないから、面倒くさいから、人から笑われるから、現実的じゃないから。
でも、もし、トライしていたとしたら?あなたは、なにかの分野で世界を一変させる存在になっていたかもしれないのだ。プラネタリウム・クリエーター、大平貴之のように。
手製のロケット打ち上げをばんばん敢行し、卓上ピンホール式プラネタリウムをつくってしまうような、ぶっ飛んだ子ども時代。大学を休学してまでプラネタリウム製作に没頭、個人製作は不可能といわれたレンズ投影式プラネタリウムを完成させた青年期。そして28歳、150万個の星数という、それまでの常識からすると「デタラメ」あるいは「ジョーク」といってもいいMEGASTARのデビューで、世界は震えた。2008年の「SUPER MEGASTAR-Ⅱ」(星数2200万個!)ともなると、もはや人智のおよばぬ領域、というしかない。
さらには、さまざまなアーティストやイベントにおけるコラボレーションを成功させ、いまなお、その活動のフィールドは広がり続けている。年内の主なトピックは、11月3日(祝)、クラブイベントにMEGASTARが初参戦する「Hennessy artistry presents
J-WAVE Gilles Peterson’s “WORLDWIDE SHOWCASE 2010”~Galaxy Session~ 」。そして11月26日(金)〜2011年2月13日(日)の期間、六本木ヒルズに世界初のウォークスルー型プラネタリウムが登場する「スカイ プラネタリウム」を実施。とにかく彼が行く先々で、「史上初」とか「画期的」とかいう言葉がついてまわるのが、痛快である。
ヒトが思い描く夢は、すべて実現可能なのだろうか。その答は、いずれ時の流れが証明してくれるはずだが、少なくともいま我々は、大平と同時代を生きているという幸運に恵まれている。「想像」が「創造」に変わるダイナミックな瞬間を、これから何度見せてくれるのだろう?このインタビューから、少しでもその予感に触れていただければ、幸いである。