本サイトの親元『Qetic』でもたびたび紹介してきたが、今回はより深く彼のルーツやアイデンティティに迫るべく、長時間のインタビューを敢行。なんと、SVIIBよりベンジャミン・カーティスもインタビューを引き受けてくれることに。少年時代の貴重な音楽体験、関わるアーティストの作品に対する真摯なリスペクト、あるいは「人間」への好奇心……。時間の許す限り、惜しげもなく饒舌に語ってもらった。過去の『ズーム・マガジン』に登場したすべてのクリエイターにも当てはまることだが、やはり第一線で成功を収めている者というのは、確固たるこだわりと、フレキシブルな思考、そして何より自分を客観的に見つめる冷静な視座がある。
「自分の仕事によって他のアーティストの持つ経験や情報というものにアクセスできる、『フリーパス』を与えられているような気分になるんだ」とインタビュー中で述べているように、傲慢さがまったく感じられない物腰柔らかい性格も、ティモシーが愛される理由なのかもしれない。昨年8月にはDIESEL DENIM GALLERY AOYAMAで個展を開催し、PLAYSTATION 3の広告「PLAYFACE」による圧倒的なビジュアル・インパクトで全国の話題をかっさらった彼だが、いつか日本のアーティストとも刺激的な共演を見せてほしいものだ。あなたも「好きなもの」を磨き続けていれば、きっと明るい未来が待っている。まずは、ティモシー・サクセンティの頭の中を覗いてみませんか?