以前ズーム・マガジンでジェイソン・エヴァンスとカリブーの新作『スイム』を特集した際にも、あなたにご登場いただきましたね。その時、アートワークを作る際に重要なポイントとして「たとえ誰も気付かなかったとしても、ひねりやサプライズの要素を加えるのが好き」と語っていました。これまでにあなたが作り上げた「ひねり」や「サプライズ」の中でも、特にお気に入りの例を挙げていただけますか?
「まず、Woodbineのファースト・アルバムのジャケットだが、パターンとなっている素材は、実は古いティー・トレイの写真と、足の殺菌用パウダーの缶の写真なんだ! フランツの『トゥナイト』のタイポグラフィーについて話すと、あのアートワークでは、とあるカフェのハンガー・ボードの文字を使用している。その時もアレックスが、スタンダードな書体を使用するよりも、こういった文字を使いたいと提案してくれたんだ。バンドが僕のスタジオにやってきてアートワークについて話をした時に、ちょうどスタジオの壁に、ハンガー・ボードがあったんだよね。しかも『ユー・クッド〜』のジャケットでは、実は「N」の字の右側だけ、普通よりも少し長くなっている。文字が斜めになっているのでなかなか気付かないけれど、なぜかそれがしっくりきたんだ」