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WOOGという存在を知ろう。
Interview 01
WOOG & Wieden + Kennedy.
WOOGとWieden + Kennedy。
Interview 02
WOOG's History.
WOOGの歩んできた人生とは?
Interview 03
WOOG's Future.
WOOGが歩むこれからの道。
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いま注目すべきアジアの才能、WOOG。アメリカ、日本を経由して上海から発信される未曾有のクリエイティビティ
Zoom Magazineも3号目を迎えるが、今回皆さんにご紹介したいのが、現在ワイデン・ケネディ(以下W+K)上海でリード・アートディレクターとして活躍するクリエイター、WOOG(ウージ)だ。

WOOGこと、ジーノ・ウーは香港出身のアート・ディレクター、デザイナー、タイポグラファー、イラストレーター、そしてアーティスト。幼いころに音楽に夢中になった彼は、子供の頃からCDを買い漁り、CDの“ジャケット”なるものに魅了されて育ったという。WOOGはDJになりたいという夢を抱きながらも、米カリフォルニアのアート・センター・カレッジに進学し、グラフィック・デザインを学び、そしてグラフィック・デザイナーとなった。

そして縁あって東京にやってきた2003年、彼は友人であるエリック・クルーズに導かれてW+K東京が立ち上げる新レーベル、W+K TOKYO LABの立ち上げに関わることとなる。2004年にW+K東京に正式に入社したのちは、NikeのAir Force 1ショップのディレクションやミュージックビデオ、MTVのヴィジュアル、そしてGoogleの広告展開を担当し、iGoogleのローンチ時には“Gさん”というキャラクターを生み出すなど、バラエティに富んだ切り口の作品が目白押しだ。

彼の音楽に対する愛、そして情熱というものは、彼がクリエイティブ業界に入った後も決して変わることなく、WOOGの手掛けた作品の数々に彼の愛情そのものが投影されている。W+K TOKYO LABではHIFANA, DJ UPPERCUT, AFRAなどのミュージックビデオ、ジャケットを手掛けてきた。その中でも特にHIFANAの“WAMONO”プロジェクトでは、葛飾北斎を彷彿とさせる“日本的”アートと現代アートの最も前衛的な要素が絡み合う独特の世界観が、ワールドワイドな賞賛を得ている。しかも、国際的なバックグラウンドを持つ“アジア人”である彼だからこそ、日本人の目線とは異なったWOOGならではの切り口が非常に斬新で、観る者の心を奪うのだろう。

WOOGが東京を離れた後も、彼の活動はさらに飛躍的だ。2009年にW+K上海に移った後は、Nike Sportswearの広告を手掛け、このキャンペーンは中国国内でローンチ後1週間で10万ヒットを記録している。さらにはDance Delightというヒップホップ系コンテスト・イベントが上海進出にするにあたり、アートディレクションを担当するなど、エネルギッシュな活動を続けている。中国、そしてアジアという発展過程にある巨大マーケットの中で、WOOGのハイブリッドな存在感は明らかに日々大きくなっているのだ。

WOOGがスクラッチするのはターンテーブルでも、紙の上だけでもない、彼を囲む世界全てである。現在もバスケ選手の広告や、ハイネケンの広告も手掛けるなど、彼の抱えるクライアントはジャンルレスだ。これまでにカンヌのサイバー・ライオンをはじめ、AIGA、ADC NYといった受賞歴からあるように広告界におけるWOOGの存在感は非常に大きなものであるが、そんな彼を今も、そしてこれからも動かしていくものとは、 “音楽”であることには間違いない。
HIFANA "WAMONO" 01
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あなたは香港生まれですが、アメリカにも住まれていたそうですね。そしてその後日本にも住まれていましたが、そのような国際的バックグラウンドはあなたの創造性にどのように影響を与えていますか?
「国際的であるということは多くの異なった観点からものを観て、聴くことを促してくれます。それが果たして良いのか、悪いのかはよく分からないですね☺」

あなたの子供時代について教えてください。あなたはどんな子供でしたか?
「面白い質問ですね。僕はいつも自分だけの世界にいる、と言われていました。殆どの部分で普通の子供と変わらなかったと思いますが、とにかく音楽に夢中でした。11歳のときに最初のCDを買ったんです。僕はCDのジャケットというものに、とにかく夢中になってしまいましたね。自分の毎月のお小遣い全てでは足りなくて、時々僕の姉妹のお小遣いまで使ってCDを買ったりしていたので、よく母を怒らせていました」

あなたの人生において大きな影響を与えているもの、人はいますか?
「祖父母との思い出が常に僕を冷静にさせ、常に人に優しく接するということを教えてくれています。そして僕が通ったアート・センターの教授、レベッカ・メンデスとローランド・ヤングの2人が僕の第三の眼である、クリエイティブの眼を開眼させてくれました。そして音楽は、いつでも一番大きな影響を与えてくれています」
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上海とそのクリエイティブ業界と、東京のクリエイティブ業界の一番大きな違いは何だと思いますか?
「上海は拡大している都市です。上海の多くの側面が、文字通り発展の途中過程にありますね。今はエキサイティングな時だと思います。より良いものを目指して何でもしようという、ハングリーな新しい才能ある人々が沢山いるんです。本当に素晴らしい仕事をする機会が沢山あふれているはずです。 東京は世界で最も洗練された都市の1つですね。東京にはアイデアがあふれ、それが沁みこんでいます。インスピレーションを簡単にどこでも得ることのできる場所ですね」

近い将来、何か挑戦したいことはありますか?
「料理の腕を本格的に磨きたいと思っています。本気ですよ」

今後の予定を教えていただけますか?
「今進行しているプロジェクトが沢山あるんです。あとは数ヶ月以内に静岡で展示をやるかもしれません。皆さんに引き続き、色々お知らせしていきますよ」
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自己紹介をお願い致します。
「僕は香港で生まれました。W+K TOKYOとW+K TOKYO LABでアートディレクターを務めた後、現在W+K SHANGHAIで働いています」

W+K TOKYOにはどれくらいの期間いらっしゃいましたか?W+Kで働くこととなったきっかけは何だったのでしょうか?
「サンフランシスコではじめたフリーランスの仕事を仕上げるべく2003年に東京に来たのがきっかけです。運命というものが、よき友人であり当時W+Kのアートディレクターだったエリック・クルーズと僕をその時にひきあわせたのだと思います。彼が、W+K LABという新しい音楽レーベルでの仕事に興味がないかと尋ねてきたのです。僕自身がとてつもない音楽ファンで、v23、ピーター・サヴィル、マルコム・ギャレット、ネヴィル・ブロディーといった面々を崇拝していたので、まさに長年抱いていた夢が叶うような絶好の機会でした。そしてLABのためにフリーランスで働いた数ヶ月後、2004年にW+Kに正式に入社しないかと声をかけられたのです」

W+K TOKYO LABの創設メンバーとしてHIFANA, DJ UPPERCUT, AFRAなど非常に面白いプロジェクトに関わってこられましたね。あなたと音楽の関係を表現するとしたらどのようなものでしょうか?
「ところで僕はLABの創設メンバーではないんです。このレーベルは少人数のチームで運営されていました。コアのメンバーが3人いて、エリック・クルーズ、シェーン・レスター、そして僕ですね。僕たちはそれぞれ違う業務を担当していて、僕はアートディレクションとデザインにフォーカスしていました。僕にとって若い頃から、音楽とは愛そのものだったんです。決まり文句のようですが、僕は音楽無くしては生きられないんです。まさに音楽が今ある自分を形作ってきたんです。音楽とは、良いときも悪いときも僕がずっと一緒に過ごしてきた存在。僕の手がける仕事とは、すべて音楽につながっているんです」

“HIFANA WAMONO” プロジェクトは北斎のアートを彷彿とさせますね。日本の文化はどのようにあなたをインスパイアしますか?<
「細かい点に対する気配り、ありふれたことに対しても精錬していくことを忘れない精神、視覚的混乱、食べ物、音楽、そして僕の日本人の妻という存在が常に僕をインスパイアさせています」

あなたが手掛けたGoogleのGさんは非常にフレンドリーなキャラクターですね!Gさんのコンセプトとは何だったのでしょうか?
「Gさんは、Googleと消費者の間をつなぐ橋としての役割がありました。当時Googleジャパンは世間から外資ブランドとして見られていた為に、フレンドリーな印象をあまり持たれていなかったんです。そこで、消費者との間にあるギャップを埋める必要がありました」

あなたがW+K SHANGHAIに移って初めて手掛けたプロジェクトが “Nike Sportswear” でしたが、非常に注目を集めていましたね。このプロジェクトでティム・サクセンティをフォトグラファーとして起用したのは何故でしょうか?このプロジェクトのコンセプトとは?
「長い間ティムと一緒に仕事をしたいとずっと願っていたんです。彼の<ワープ・レコーズ>関連の作品をずっと見てきていましたから。彼の写真はなめらかで、未来的な外見で、目にしてしまうと抵抗すらできないものなんです。”Nike Sportswear”とは、ライフスタイルにスポーツをもたらすプレミアム・ブランド。商品のすば抜けたクオリティが、ブランドを非常に革新的な存在にしているからこそ、とにかくティムの写真のスタイルは完璧なマッチでした。 今回ティムと僕が手がけたのはAW77hoodieという商品です。この広告キャンペーンは非常に率直な内容でした。写真を通じて、僕たちは商品のクオリティと多才な機能を表現しようとしたんです。さらにキャンペーンの一部として、中国の子供達を招いて彼らのやり方でAW77をスタイリングしてもらいました。そして最後に、僕たちのウェブサイトでベスト77を選出して、発表したんです。中国ではかなり注目を浴び、ローンチ後の1週間で10万ヒットを記録しました」
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